ウィンドウ:ツール
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[ウィンドウ]->[ツール]は、キャンバスの左側に、よく使う画像編集ツールのショートカットアイコンを表示します。
選択ツールグループ
選択ツール
オブジェクトを選択します。
[マーキーツール]でビットマップを範囲選択している状態では使えません。
この場合は、一度[マーキーツール]の選択を解除してから、[選択ツール]を使います。
背面選択ツール
あるオブジェクトの背面に隠れてしまっているオブジェクトがあった場合、[選択ツール]の場合には、背面のオブジェクトのパスは表示されないため、選択できません。
[背面選択ツール]を使うと、オブジェクトの後ろに隠れてしまっているオブジェクトのパスが表示されるようになり、前面にあるオブジェクトを非表示にすることなく、選択できます。
ダイレクト選択ツール
[ダイレクト選択ツール]は、グループ化したオブジェクトに対して、グループ化したままの状態で、個別に選択できます。
グループ化したままで、一部のオブジェクトのみプロパティを変更することができます。
▲3つのオブジェクトがグループ化されている
▲ダイレクト選択ツールでグループ内の一つだけを選択
▲拡大・縮小ツールで1つだけを拡大
▲グループ化したままで一部のオブジェクトを変形した
拡大・縮小ツール
オブジェクトを拡大したり縮小したりします。
[拡大・縮小]ツールを使うと、オブジェクトの周りに8つの点が表示されます。
この点のうち、4隅のいずれかをドラッグすると、その方向に縦横比を考慮して拡大・縮小します。
4辺のいずれかをドラッグすると、その方向に拡大・縮小します。
▲円形を拡大・縮小する
▲四隅の点をドラッグすると縦横比を考慮して拡大・縮小
▲4辺の点をドラッグすると一方向に拡大・縮小
傾斜ツール
[傾斜ツール]は、選択したオブジェクトのクリックした側の点を、ドラッグした方向にずらします。
▲この円形に傾斜をつける
▲水平辺の点を左にドラッグした場合
▲垂直辺の点を下にドラッグした場合
歪曲ツール
[歪曲ツール]は、選択した点のみをドラッグした方向に動かすことができるため、より複雑な形に変形させることができます。
▲この円形に歪曲ツールをつかう
▲選択した点のみを好きな方向に動かせる
切り抜きツール
[切り抜きツール]で範囲選択して、ダブルクリックすると、範囲選択した部分のみが表示されます。
▲オブジェクトの一部分を切り抜きツールで範囲選択
▲ダブルクリックで選択部分のみが切り抜かれた
書き出し領域ツール
[書き出し領域ツール]で範囲選択した後に、ダブルクリックをすると、範囲選択した部分のみを画像として書き出すことができます。
▲オブジェクトの一部を書き出し領域ツールで範囲選択
▲ダブルクリックで範囲選択した部分のみを書き出せる
ビットマップツールグループ
マーキーツール
[マーキーツール]は、ビットマップ画像の一部分を、四角形に範囲選択します。
▲マーキーツールでビットマップの一部分を選択
選択した範囲に対して、削除やコピーなどをすることができます。
楕円マーキーツール
[楕円マーキーツール]は、ビットマップ画像の一部分を、円形に範囲選択します。
選択した範囲に対して、削除やコピーをすることができます。
▲楕円マーキーツールでビットマップの一部分を選択
▲選択した範囲を削除した状態
なげなわツール
[なげなわツール]は、ビットマップ画像をクリックしたままの状態でなぞると、そのとおりに範囲選択されます。
▲ビットマップ画像をなぞったとおりに範囲選択
多角形選択ツール
[多角形選択ツール]は、ビットマップ画像を好きな形に範囲選択できます。
ビットマップをクリックすると、クリックした順に範囲選択するラインが引かれます。
最後にダブルクリックをすると、そのラインが閉じます。
▲好きな形に範囲選択できる
自動選択ツール
[自動選択ツール]は、ビットマップ画像に対して、クリックした部分の色だけを範囲選択します。
▲緑色の部分をクリックした場合
▲余白部分をクリックした場合
範囲選択できる色は1色のみですが、選択した状態で、Shiftキーを押しながらクリックすると、クリックした場所の色を追加して選択します。
▲緑と赤を選択した状態
ブラシツール
[ブラシツール]は、エッジがぼけた感じのラインを描くことができます。
自由に文字などをかけます。
[ブラシツール]で描いたラインは、ビットマップ画像として認識されます。
▲ブラシツールで描いた文字
鉛筆ツール
[鉛筆ツール]は、1ドットのラインを引きます。
クリックしたままでマウスを動かすと、動かしたとおりにラインが引かれます。
[鉛筆ツール]で描いたものは、ビットマップ画像として認識されます。
▲鉛筆ツールで書いた文字
消しゴムツール
[消しゴムツール]は、ビットマップ画像のなぞった部分を削除します。
[消しゴムツール]を選択すると、プロパティインスペクタに以下のように表示されます。
[サイズ]では、消しゴムの大きさ(直径)をピクセルで入力します。
[形状]は、消しゴムの形が、円形か四角形かを選びます。
[エッジ]は、消しゴムのふちのぼかし具合を指定します。値が大きいとぼかしが強くなり、小さいとぼかしが弱くなります。
▲ビットマップの一部を削除した
ぼかしツール
[ぼかしツール]は、ビットマップ画像のなぞった部分にぼかしをかけます。
[ぼかしツール]を使うときは、ぼやかしたい部分を、クリックしたまま何度もこするようになぞると、徐々にぼやけてきます。
[ぼかしツール]を選択すると、プロパティインスペクタに[ぼかしツール]の設定状態が表示されます。
[サイズ]は、[ぼかしツール]の大きさをピクセルで指定します。
[形状]は、[ぼかしツール]の形を円形か四角形から選びます。
[エッジ]は、値が大きいほど、[ぼかしツール]の境界線がぼやけます。
[強度]は、値が大きいほど、ぼやけ方が強くなります。
▲プロパティインスペクタでぼかしツールの設定変更
▲ビットマップ画像をぼかした
シャープツール
[シャープツール]は、ビットマップのなぞった箇所を色と色とのコントラストを強くして、くっきりと見えるようにします。
[サイズ]は、シャープツールの範囲の広さをピクセルで指定します。
[形状]は、シャープツールの形状を円形か四角形かを選びます。
[エッジ]は、値を大きくすると境界線のぼやける強度が増します。
[強度]は、値を大きくすると、シャープの度合いの強さが増します。
▲シャープツールのプロパティ
▲この写真の一部をシャープにする
▲シャープツールでくっきりとした
覆い焼きツール
[覆い焼きツール]を使うと、ビットマップ画像のなぞった箇所だけ露光が減り、たとえば暗くなってしまっている部分を明るくして何が写っているか見えるようになります。
[覆い焼きツール]を選択すると、プロパティインスペクタにツールのプロパティが表示されます。
[サイズ]は、ツールのサイズをピクセルで指定します。
[形状]は、ツールの形状を、円形か四角形で指定します。
[エッジ]は、ツールのふちをくっきりさせるか、ぼやかすかを指定します。値が大きいほどぼやける強度が増します。
[範囲]は、適用する色の範囲を[影文字][中間色][ハイライト]のうちから選びます。
[露光量]は、明るさを指定します。値が大きいほど明るくなります。
▲覆い焼きツールのプロパティ設定
▲逆光で暗くなってしまった写真
▲覆い焼きツールでクリックした部分が明るくなる
焼き込みツール
[焼き込みツール]を使うと、ビットマップ画像のなぞった箇所だけ、露光を増やし、たとえば明るすぎて白くなってしまっている箇所を暗くして、何が写っているか見えるようにします。
[焼き込みツール]を使用すると、プロパティインスペクタにツールのプロパティが表示されます。
[サイズ]は、ツールの直径をピクセルで指定します。
[形状]は、ツールの形を円形か四角形で指定します。
[エッジ]は、ツールのふちをくっきりさせるか、ぼやかすかを指定します。値が大きいほどぼやける強度が増します。
[範囲]は、適用する色の範囲を、[影文字][中間色][ハイライト]のうちから選びます。
[露光量]は、
▲焼き込みツールのプロパティ
▲明るめの写真
▲焼き込みツールで暗くなった
指先ツール
[指先ツール]を使うと、指先でこすったようにマウスを動かした方向に、ビットマップ画像がにじみます。
[指先ツール]を使用すると、プロパティインスペクタにツールのプロパティが表示されます。
[サイズ]は、にじませる範囲の大きさをピクセルで指定します。
[形状]は、にじませる形を円形か四角形から選びます。
[エッジ]は、ツールのふちをくっきりさせるか、ぼやかすかを指定します。値が大きいほどぼやける強度が増します。
[筆圧]は、値が大きいとにじむ量が多くなり、100にすると、なぞった後がクリック時の地肌の色と同じになります。
[にじみカラー]は、にじませるときの最初の色になります。
[ドキュメント全体]は、表示されているオブジェクトすべてを指先ツールの対象にします。
▲指先ツールのプロパティ
▲この画像に指先ツールを使う
▲指でこすったようになる
スタンプツール
[スタンプツール]を使うと、指定した箇所のビットマップ画像をコピーして、次にクリックした箇所に貼り付けます。
[スタンプツール]を使用すると、プロパティインスペクタにツールのプロパティが表示されます。
[サイズ]は、スタンプツールの大きさをピクセルで指定します。
[エッジ]は、値を大きくするとツールのふちをぼやけさせます。
▲スタンプツールのプロパティ
▲ビットマップの一箇所をクリックする
▲もう一度クリックするとコピーした画像を貼り付ける
カラーの置き換えツール
[カラーの置き換えツール]を使うと、なぞった部分で、指定した色があると、変換したい色に変換します。
[カラーの置き換えツール]を使用すると、プロパティインスペクタにツールのプロパティが表示されます。
[サイズ]は、カラーの置き換えツールの大きさをピクセルで指定します。
[形状]は、ツールの形を円形か四角形のどちらかを選びます。
[範囲]は、[色見本]を選択すると、その色を[変更後]に指定した色に変換します。
[許容量]の値を大きくすると、[範囲]で指定した色に近い色も変換します。
▲カラーの置き換えツールのプロパティ
▲この画像の緑を赤に変換する
▲なぞった部分が赤く変換された
赤目補正ツール
写真をとったときに、目が赤く光ってしまっている場合があります。
そのような場合に、赤くなった部分を黒く変えるのが[赤め補正ツール]です。
▲赤くなった箇所を囲う
▲赤い部分が黒くなった
ベクターツールグループ
ラインツール
一本の線を引きます。
ペンツール
キャンバス上で、頂点となるポイントをクリックしていくと、頂点と頂点の間に直線がひかれます。最初に打った頂点をクリックすると、パスが閉じて図形になります。
ベクターパスツール
[ベクターパスツール]は、様々なペン先で、パスつきの線を描画できます。
ペン先のことを[ストローク]と呼びます。ストロークには以下の種類があります。
- 基本
- エアブラシ
- カリグラフィペン
- クレヨン
- フェルトペン
- 木炭
- 水彩
- 油彩
- 破線
- 鉛筆
- ランダム
- 特殊ペン
おしゃれブラシツール
[おしゃれブラシツール]は、ペンツールやベクターパスツールで描いた線や図形の一部を切り取って、別のパスを加えることができます。
▲ペンツールによる図形
▲おしゃれブラシツールで線を引く
▲前のパスが消えて新しいパスが有効になる
矩形ツール
矩形(くけい)ツールは、四角形を描きます。
Shiftキーを押しながら描くと、正方形になります。
楕円ツール
楕円ツールは、円形を描きます。
Shiftキーを押しながら描くと、正円形になります。
多角形ツール
指定した頂点の数だけ頂点がある多角形を描きます。
[形状]は、[多角形]と[星型]のどちらかを選びます。
[頂点]は、その数だけパスをつくります。つまり、5つあれば5角形になります。
▲プロパティで描く形状を指定する
▲頂点が5の多角形
▲頂点が5の星型
L字
L字型の図形を描きます。
コネクタライン
コネクタのような曲がったラインを引きます。
スマート多角形
後から辺の数や面の数、中央部をくりぬくなどの変更を施せる多角形を描きます。
中央にある点をクリックして外側に動かすと、中心部に空白が現れます。
辺の数を変更すると、頂点の数が変わるので、多角形の形が変わります。
面の数を変更すると、分割された図形に変わります。
ドーナツ
真ん中がない円形を描きます。
パイ
パイ型の円グラフを描きます。
円周の点をクリックして動かすと、グラフの分割された面積が変わります。
中心の点をクリックすると、リセットになります。
円周にある点を、Altキーを押しながらクリックすると、点が増えます。
べベル矩形
ベベルとは鋭利な角を削って滑らかにすることです。
[ベベル矩形]では、角のとれた矩形を描きます。
星型
星型を描きます。
渦巻き
渦巻き型のラインを描きます。
矢印
矢印を描きます。
角丸矩形
角が丸い矩形を描きます。
面取り矩形
角の面の取れた矩形を描きます。
テキストツール
[テキストツール]は、キャンバスに文字を入力します。
描いたテキストは、後からフォントを変えたり、文章を変えたりすることができます。
パス変形ツール
パスを持つ図形の、パスの位置を動かすことで図形を変化させます。変更したパスの部分のみが変わります。
▲ペンツールで描いた図形
▲パス変形ツールでパスを追加した
パス領域変形ツール
パスを持つ図形の、パスの位置を動かします。変更したパスのみではなく、パスの移動に伴い全体的に図形が変化します。
▲ペンツールで描いた図形
▲パスを追加すると全体的に変化
スクラバーツール - 足す
[スクラバーツール]は、ブラシのストロークが、筆圧を感知するような種類のもの(水彩など)で描かれたラインについて、後から筆圧の濃さをコントロールすることができます。
[スクラバーツール - 足す]の場合、筆圧を強くします。
▲ストロークを水彩にしてラインを引く
▲右端にスクラバーを足した
スクラバーツール - 減らす
[スクラバーツール]は、ブラシのストロークが、筆圧を感知するような種類のもの(水彩など)で描かれたラインについて、後から筆圧の濃さをコントロールすることができます。
[スクラバーツール - 減らす]の場合、筆圧を弱くします。
ナイフツール
パスをもつ図形やラインを切り取ります。
▲矩形ツールで描いた四角形
▲ナイフツールで切り取りたい部分をなぞる
▲引いた部分にパスをつくり分離した
Webツールグループ
矩形ホットスポットツール
キャンバスに四角形の図形を、ホットスポットが設定された状態で描きます。
ホットスポットにはリンク先のURLなどを指定でき、画像をHTMLファイルとして書き出すときに、その設定が反映されます。
円形ホットスポットツール
キャンバスに円形の図形を、ホットスポットが設定された状態で描きます。
ホットスポットにはリンク先のURLなどを指定でき、画像をHTMLファイルとして書き出すときに、その設定が反映されます。
多角形ホットスポットツール
キャンバスのクリックしたところを頂点として、クリックした回数だけ頂点のある多角形を、ホットスポットが設定された状態で描きます。
ホットスポットにはリンク先のURLなどを指定でき、画像をHTMLファイルとして書き出すときに、その設定が反映されます。
スライスツール
キャンバスに四角形のスライスを描きます。
スライスにはリンク先のURLなどを指定でき、画像をHTMLファイルとして書き出すときに、その設定が反映されます。
多角形スライスツール
キャンバスのクリックしたとこを頂点とする図形を、クリックした数だけ頂点のある多角形としてスライスを描きます。
スライスにはリンク先のURLなどを指定でき、画像をHTMLファイルとして書き出すときに、その設定が反映されます。
スライスとホットスポットを非表示
スライスやホットスポットを描いたときに表示される線やマークを非表示にします。
スライスとホットスポットを表示
スライスやホットスポットを描いたときに表示される線やマークを表示します。
カラーツールグループ
スポイトツール
キャンバス内の好きな色を取得して、選択した部分を同じ色にします。
▲青い四角形が選択された状態で緑をスポイトする
▲青い四角形が緑になった
バケツツール
指定したオブジェクトを、任意の色で塗りつぶします。
塗りつぶしは、ビットマップ画像であっても可能で、クリックした箇所の色と隣接する同じ色が指定した色に塗りつぶされます。
また、[選択する色の許容範囲]の値を大きくすると、クリックした箇所の色と似た色も、塗りつぶしの対象となります。
オブジェクトを選択した状態では、プロパティインスペクタにオブジェクトの色を変更できる[バケツ]アイコンが表示されます。このアイコンをクリックして色を指定すると、直接オブジェクトの色を変更できます。
▲ピンク色のオブジェクト
▲バケツツールのプロパティで色を指定
▲バケツツールでオブジェクトをクリックすると色が変わる
グラデーションツール
クリックしたオブジェクトの配色をグラデーションに変えます。
オブジェクトを選択しない状態で、グラデーションツールを使うと、オブジェクトのクリックした箇所からグラデーションをかけます。
オブジェクトを選択した状態の場合、プロパティインスペクタの[バケツ]アイコンをクリックして直接グラデーションをかけることができます。この場合、オブジェクトの端からグラデーションが開始します。
▲ピンク色のオブジェクト
▲グラデーションツールのプロパティで色を指定
▲オブジェクトをクリックするとグラデーションに変わる
ストロークのカラー
[ストロークのカラー]は、ラインツール、ペンツール、ベクターパスツール、ブラシツール、鉛筆ツールで描いた線の色や、オブジェクトの枠線の色を指定します。
塗りのカラー
[塗りのカラー]は、矩形ツール、楕円ツールや多角形ツールといったオブジェクトを描画するツールの色を指定します。
デフォルトのストロークと塗りのカラーを使用
ストロークの色と、塗りのカラーの色を、初期設定に戻します。
初期設定は、[編集]->[環境設定]->[一般]->[カラーのデフォルト設定]で指定します。
ストローク・塗りなし
選択したオブジェクトの、ストロークと塗りのカラーの色を、透明にします。
一回クリックするごとに、ストロークか塗りのカラーのどちらかを透明にします。
ストロークと塗りのカラーの入れ替え
現在指定されているストロークの色と、塗りのカラーの色を、それぞれ入れ替えます。
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UpDate:2010-12-22