タブとは

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タブとは、ソフトウェア上において画面の切替をワンタッチで行えるスイッチの意味と、ソースコード上において入力される空白文字の2つの意味があります。
ここでは、後者の空白文字としてのタブについて掘り下げます。

タブを使う意味

インデント

タブを挿入すると、空白が配置されます。
この空白は、左から数えて何文字であるか、によって変わります。
例えば、タブによる空白が8文字分挿入される、と決まっている場合、何も入力されていなければ8文字分、4文字入力されていれば4文字分の空白が挿入されるということです。

この機能は、主にコードを入力しているときに役立ちます。
プログラミング等のコードを入力しているとき、入れ子にしてプログラムを記述する場面がよくあります。
このとき、今、入れ子の何番目を記述しているのか、ということが見てわかるようにするために、タブによるインデントを使います。

区切り文字

ソフトウェアによっては、タブによる空白を区切り記号として判断します。同じ空白でも、半角スペースとタブによる空白では、意味が異なります。
そのため、空白を入力する場合にはスペースキー、データとデータの区切りを示す場合にはタブキーを押すことで、両者の区別をソフトウェアに認識させることができます。

タブキーの動作

インデントの挿入

タブを入力するには、一般的に、キーボードの左側にある「Tabキー」を押します。テキストの入力画面でTabキーを押せば、空白(スペース)が挿入されます。
この空白の値は、基本的には半角スペース4又は8文字とされているようですが、インターフェイスによって半角スペースの数はまちまちです。
そのため、HTMLのpre要素内には、タブによるインデントをしないように、という注意が、W3Cの仕様書でされています(pre要素内ではスペースキーによる空白スペースを挿入しましょう)。

フォーカスの移動

もう一つのTabキーを押したときの動作として、Windowsの場合、次のコマンドへフォーカスを移動させる、というものがあります。また、AltキーとTabキーを押すことで、アクティブなアプリケーションを切り替える、といった使い方もできます。

マウスではなく、キーボードのみで操作できるようにするための配慮として、基本的にソフトウェアにはタブキーによる項目移動の手段が用意されています。

タブの表記

タブの入力は、タブキーによって可能ですが、正規表現によるタブ文字の認識をさせる場合、タブ入力による空白を認識できません。
そのような場合は、タブであることを明示的に示すために、「\t」と入力します。

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UpDate:2009-11-26