Windows Media PlayerでDVDの再生ができない
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通常、DVDソフトをコンピュータで見るときには、DVDを再生できるドライブに、DVDソフトを入れれば、自動的にWindows Media Playerなどのプレーヤーが立ち上がり、映像が再生されます。
しかし、DVDが再生されない場合もあります。
このようなトラブルは、多くの場合、コーデックというDVDを再生するために必要なファイルがインストールされていないことが原因で引き起こされます。
コーデックとは
コーデックとは、データのエンコード(符号化)とデコード(復号)を行うソフトウェアのことで、その一つにデータを圧縮・伸張したり、音声や動画を別の形式に変換することができるものがあります。
動画のコーデックは、大容量であるため高能率の非可逆圧縮(完全な元のデータに復元できないが圧縮率が高い圧縮方法)ができるもので、MPEG-2がその代表的な規格です。
コーデックは、Windows Media Playerには含まれていないため、Windows Media Player単体ではDVDは再生できません。Windows Media PlayerでDVDが再生できる場合、Power DVDなど、他にDVDを再生したり処理するためのソフトがインストールされています。そのため、これらのソフトをアンインストールしてしまうと、再生できなくなります。
Windows Media PlayerでDVDを再生するには
ここでは、Power DVDなどのソフトをインストールしなくても、DVDが再生できるように、コーデックをインストールします。
コーデックもいろいろとあり、「DVD コーデック」などで検索をすれば幾つか見つけることができます。
ここでは「ffdshow」というファイルを使います。
ffdshowのダウンロード
ffdshowをダウンロードするには、「source forge」というウェブサイトにアクセスします。
こちらのURLがダウンロードページになりますが、リンクが切れている場合には、トップページから「ffdshow」で検索し、最も新しい日付のリンクをクリックしてください。
ダウンロードするファイルは、CPUが64bitでなければ、x64という文字がファイル名についていないファイルをNewestからダウンロードしてください(又はgeneric buildsからダウンロード)。
インストール
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストールウィザードが起動します。
まず、言語を指定します。
「ffdshowセットアップ」と表示されるので、「次へ」をクリックします。
「インストール先の指定」では、特に変更するつもりがなければそのまま「次へ」をクリックします。
「コンポーネントの選択」では、「VFWインターフェース」にチェックを入れて(デフォルトで入っています)、「次へ」をクリックします。
「プログラムグループの指定」では、スタートメニューにffdshowへのショートカットを作成します。作成したくない場合には、「プログラムグループを作成しない」にチェックを入れます。
ここでは、そのまま「次へ」をクリックします。
「スピーカーの設定」では、特に変更する必要はないので、そのまま「次へ」をクリックします。
以上を終えると、「インストール準備完了」と表示されます。
「インストール」をクリックすると、インストールを開始します。
「ffdshowセットアップウィザードの完了」と表示されると、インストールは完了しています。
次に関連のファイルを見られるようにセットするので、「ビデオデコーダーの設定を行う」にチェックを入れ、「完了」をクリックします。
「ffdshow video decoder configuration」が起動します。
ここでは、「形式」欄の「MPEG1」、「MPEG2」、「MPEG in AVI」の3つの「デコーダー」欄を、「libavcodec」に変更して「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
これで設定は完了です。
Windows Media PlayerなどでDVDが再生できるようになります。
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UpDate:2010-1-28