コマンド:シンボルスクリプトを作成
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[コマンド]->[シンボルスクリプトを作成]は、シンボルの複製であるインスタンスに直接値を入力できるようにする機能です。
このようなシンボルを、リッチシンボルといいます。
なお、シンボルとは、オブジェクトをテンプレート化したもので、ドキュメント内の好きな場所に幾つでもコピーして貼り付けることができます。
ドキュメントに貼り付けたシンボルのコピーをインスタンスといいます。
通常、インスタンスを後から編集することはできません。
インスタンスを編集したければ、シンボルを編集しなければなりません。
しかし、シンボルを編集すると、すべてのインスタンスが同じ内容に編集し直されます。
つまり、インスタンスはあくまでシンボルのコピーである、ということです。
シンボルスクリプトを使うと、個々のインスタンスについて、指定したオブジェクトの内容に変化を付けることができます。
シンボルをつくる
[シンボルスクリプトを作成]する前に、シンボルをつくります。
Fireworksで以下のようなオブジェクトを配置します。
配置したオブジェクトのプロパティで、名前をつけます。
▲ビットマップ画像のプロパティ
▲[画像タイトル]のプロパティ
▲[画像の説明]のプロパティ
すべてのオブジェクトを選択した状態で、[修正]->[シンボル]->[シンボルに変換](又は右クリック->[シンボルに変換])を選択します。
このとき、[共有ライブラリに登録]にチェックを入れておきます。
これでシンボルが共有ライブラリに登録されました。
シンボルスクリプトをつくる
次に、[コマンド]->[シンボルスクリプトを作成]をクリックします。
[シンボル]に、先ほど共有ライブラリに登録したシンボルを指定します。
共有ライブラリは、以下の場所にあります。
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Adobe\Fireworks CS3\Common Library\カスタムシンボル\
[+]マークをクリックすると、先ほどオブジェクトにつけた名前がリスト表示されます。
このリストの中から、編集したい内容のオブジェクト名を選びます。
例えば、テキストオブジェクトの内容を、インスタンス上から自由に入力したい場合には、[属性]を[textChars]にします。
[プロパティ名]は、分かりやすい名前をつけましょう。
[値]は、最初に表示される初期値になります。
[保存]をクリックします。
インスタンスを編集してみる
[ウィンドウ]->[共有ライブラリ]を表示します。
[カスタムシンボル]というフォルダをクリックすると、保存したシンボルが表示されています。
シンボルを選択して、ドキュメントにドラッグします。
[ウィンドウ]->[シンボルプロパティ]を表示します。
[シンボルスクリプトを作成]で、指定したプロパティと値が表示されています。
この部分を編集することで、インスタンスを個別に編集することができます。
なお、テキストが折り返さないという場合は、インスタンスをダブルクリックして、シンボルの編集画面にしてから、折り返し表示をさせたいテキストオブジェクトを選択して、横幅を調節することで、固定幅に変更します。
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UpDate:2010-12-14