参考書籍
ActionScript3.0を学ぶ参考書として、以下のものをお薦めします。
プロからやさしく学ぶActionScript3.0
著者 | |
浦野 大輔 | |
価格 | |
2,940円 | |
出版社 | |
インプレスジャパン | |
初版 | |
2010年2月1日 | |
備考 | |
ウェブサイトにて本書の内容に合致しているサンプルファイル等を配信している。 |
本書は、Flash動画を、タイムライン上に、オブジェクトを配置して作成する知識を持っていることが前提になっています。
ActionScript初心者というよりも、プログラム初心者に向けてかかれています。
基本的な用語の解説が、最初の方に文章中に出現するので、それらを確実に覚えることが読みやすさにつながります。これらの用語は、本書以外においても使われるので、覚えておいた方が、その後の理解度に差が出ます。
本書は300ページ強の内容で、ActionScript3.0でできることのすべてを網羅した内容ではありません。比較的よく使うものに的を絞って解説しています。
それでいて、カスタムクラスの使い方、他者が作ったライブラリの使い方にも触れており、また、解説もやさしくしており、さらっと全体的にActionScript3.0を学ぶことに特化していると考えられます。
Adobe Flash CS4 詳細!ActionScript3.0入門ノート[完全改訂版]
著者 | |
大重 美幸 | |
価格 | |
3,675円 | |
出版社 | |
ソーテック社 | |
初版 | |
2009年8月15日 | |
備考 | |
CD-ROM(Win/Mac対応)サンプルファイル付き。 ウェブサイトにて内容の訂正を配信している。 |
ActionScript3.0の入門として定評のある本です。
本書は、タイムラインを使ったムービーの作り方については、既に理解していることが前提で書かれています。
しかし、プログラミングに関しては、他の言語も含めて一切行ったことがないことを想定しています。
つまり、Flash動画をモーショントゥイーンなどでつくることはできても、一切プログラムに関する知識がない人が対象になります。
全490ページの内容はかなり細かく、網羅したものになっています。初心者がActionScript3.0を学ぶには、よい一冊と言えます。
しかし、問題が2点あります。
1つ目は誤字・脱字が多いことです。
こういった実践的な学習本において、サンプルコードが間違っているのは致命的なミスとなります。しかし、サンプルコードのエラーについては、著者がウェブサイト上で修正しています。
ですから、本書を読み始める前に、まずは著者のサイトにアクセスして、すべての訂正箇所を確認して、書き込むなり別紙に書き出すなりしておきましょう。
2点目は、網羅的に書かれているために、「あれはどうすればいいんだっけ?」といったときに、すぐに該当ページを探し当てられないことです。
問題といいましたが、ActionScript3.0をわかりやすく網羅的に書かれている本は、初心者にとっては必要ですので、「ここは後で参照したくなりそうだな」と思った箇所には、付箋などをつけておくことをお薦めします。
本書では、ActionScript3.0の文法を、みっちり学べます。
網羅しているということは、いきなり読んでも理解できない箇所も、多く含んでいるということでもあります。そういったページがあることも覚悟して、まずは一通り読み進めるといいでしょう。
本書だけで学習するのもよいのですが、長すぎるので息が詰まる、途中で挫折するかも、という心配があるのであれば、先に挙げた「プロからやさしく学ぶActionScript3.0」と並行して読むというのもいいかもしれません。
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UpDate:2011-2-19