rtc要素
rtc要素の役割
rtc要素は、複数のrt要素で指定したルビを一つにまとめます。
あるテキストに2つのルビを振りたいときに使います。なお、rtc要素は同じruby要素内では2回までしか使えません。
rtc要素に設定できる属性
属性名 | 意味 |
class | クラス名。CSSを適用するときなどに使用する。 |
dir | 文字表記の方向。左から右(ltr)と、右から左(rtl)を指定する。通常はltrなので、右から左へ表記する言語を使わないのであれば、指定しなくてよい。 |
id | ID名。CSSを適用するときに使用する。 |
lang | 言語コード。日本語、英語といった言語を指定する。html要素に記述してあれば、明示する必要はない。 |
style | スタイルシートを直接記述する。 |
title | 補足情報。テキストにカーソルを合わせるとtitle属性に指定した文字列をポップアップで表示する。 |
rtc要素の使い方
<ruby><rbc><rb>限</rb><rb>界</rb></rbc>
<rtc><rt>げん</rt><rt>かい</rt></rtc>
<rtc><rt rbspan="2">リミット</rt></rtc></ruby>
上記の場合、「限界」というテキストの上に小さい文字で「げんかい」と表示され、「限界」のテキストの下に小さい文字で「リミット」と表示されることになります。
ただし、複合ルビのレンダリングをサポートしていないブラウザでは、「限界」のテキストの上に、「げんかいリミット」と表示されます。
また、ルビのレンダリングに対応していないブラウザでは、「限界げんかいリミット」と表示されます。
→「rp要素」を使ってルビのレンダリングに対応していないブラウザ対策をする
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UpDate:2010-5-18