img要素
img要素の役割
img要素は、画像を表示する要素です。
最低限使うべき属性は、src、width、height、alt、titleでしょう。
img要素に設定できる属性
属性名 | 意味 |
align | 画像の外に配置されるテキストとの位置関係。非推奨。 |
alt | 画像の代替テキスト。 |
border | 画像の枠線。非推奨。 |
class | クラス名。CSSを適用するときなどに使用する。 |
dir | 文字表記の方向。左から右(ltr)と、右から左(rtl)を指定する。通常はltrなので、右から左へ表記する言語を使わないのであれば、指定しなくてよい。 |
height | 画像の高さ。 |
hspace | 画像の左右にとられる空白。非推奨。 |
id | ID名。CSSを適用するときに使用する。 |
ismap | サーバーサイドイメージマップの指定。 |
lang | 言語コード。日本語、英語といった言語を指定する。html要素に記述してあれば、明示する必要はない。 |
longdesc | 画像の詳細な情報が書いてあるURL。 |
name | 画像の名前。 |
src | 画像ファイルのURL。 |
style | スタイルシートを直接記述する。 |
title | 補足情報。テキストにカーソルを合わせるとtitle属性に指定した文字列をポップアップで表示する。 |
usemap | クライアントサイドイメージマップの指定。 |
vspace | 画像の上下にとられる空白。非推奨。 |
width | 画像の横幅。 |
img要素の使い方
<img src="../../../data/img/global/dummy.jpg" alt="ダミー画像" width="100" height="100">
align属性
画像と同じ行にテキストを配置したときの、画像とテキストの位置関係を指定する属性です。
bottom | 画像の下側にテキストを表示する | テキストとの位置関係 |
left | 画像を左、テキストを右表示する | テキストとの位置関係 |
middle | 画像の高さ、中央にテキストを表示する | テキストとの位置関係 |
right | 画像を右、テキストを左に表示する | テキストとの位置関係 |
top | 画像の上側にテキストを表示する | テキストとの位置関係 |
ただし、align属性は非推奨なので、CSSのプロパティのtext-align、floatやvertical-alignを使いましょう。
alt属性
画像が何らかの問題により表示されなかった場合、その部分に表示されるテキストを指定します。
例えば、ブラウザが画像の読み込みに失敗したり、ユーザがブラウザに画像を読み込ませない設定をしていた場合、その部分に何が表示されているのかわからないと、理解の妨げとなります。
また、SEO観点からも、クローラがalt属性のテキストを読み込んで、画像が何に関するものなのかがわかるようにすると、効果があがります。
なお、alt属性は、マウスカーソルを合わせるとポップアップでその内容を表示するというものではありません。InternetExplorerなどの一部のブラウザではポップアップする独自仕様になっていますが、基本的には画像が表示されなかったときに表示されるテキストなので、ポップアップしないブラウザもあります(InternetExplorer8ではポップアップしません)。
説明文を表示したいのであれば、title属性を用います。
border属性
画像に枠線を表示します。0を指定すると、枠線は表示されません。1以降は枠線の太さに影響します。
画像をa要素で囲うことでリンクを設定すると、必ず枠線が表示されます。この枠線を消したい場合などにborder="0"を使います。
ただし、border属性は非推奨なので、CSSプロパティのborderで指定しましょう。
longdesc属性
その画像の詳細な説明文があるファイルへのURLを指定します。
widthとheight属性
画像を表示する際にwidth(横幅)とheight(高さ)を指定します。これらを省略した場合、画像は実際のサイズで表示されます。実際のサイズと異なるサイズをこれらの属性で指定すると、そのとおりに拡大・縮小されます。
予め画像のサイズを指定しておくと、ブラウザが画像を出力する際の手助けとなるので、実寸で表示する場合であっても必ず指定しましょう。
<img src="../../../data/img/global/dummy.jpg" alt="dummy" width="200" height="50">
上記の例では、widthを200、heightを50に指定しました。
usemapとismap属性
map要素およびarea要素を使ったイメージマップ(クリッカブルマップ)を指定する際に、画像にmap要素のname属性またはid属性で指定した値を指定します。
<img
src="../../../data/img/global/dummy.jpg" alt="dummy" width="100" height="100" border="0" usemap="#Map" />
<map name="Map" id="Map"><area
shape="rect" coords="9,38,90,63" href="#" alt="dummy" />
</map>
上記のサンプルは、クライアントサイドイメージマップを設定しています。「DUMMY」の文字付近をクリックすると、このページの上部にジャンプします。
hspaceとvspace属性
画像の上下左右にマージン(空白)とるための属性です。
<img src="../../../data/img/global/dummy.jpg" alt="dummy" width="100" height="100" hspace="10" vspace="10" />
hspaceは左右、vspaceは上下に空白をとります。上のサンプルでは、上下左右とも10pxのマージンをとっています。
hspace、vspaceはともに非推奨属性となっているので、CSSのmargin-top、margin-bottom、margin-left、margin-rightで代用しましょう。
関連リンク
- HTML:要素リファレンス:map
- HTML:要素リファレンス:area
- CSS:プロパティリファレンス:border
- CSS:プロパティリファレンス:margin-top
- CSS:プロパティリファレンス:margin-bottom
- CSS:プロパティリファレンス:margin-left
- CSS:プロパティリファレンス:margin-right
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UpDate:2010-4-8