テンプレート式を設定する

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テンプレート式とは、ドキュメント側で与えたパラメータによって内容を変更できる式のことで、テンプレートファイルに設定します。

テンプレート式の書き方には2つあります。
bodyタグ以下において、テンプレート式は、「@@(」~「)@@」の間に記述する方法と、「<!-- TemplateExpr expr="式" -->」と書く方法です。

テンプレート式の設定方法

変数名に値を代入

HTML要素の属性に代入

<p id="@@(name)@@">

p要素のid属性の名前をコンテンツによって変えたい場合、テンプレートファイルで上記のように書いておきます。nameは任意の名前で構いません。

次に、コードビューで「id="@@(name)@@"」を選択した状態にします。
[修正]->[テンプレート]->[属性を編集可能にする]をクリックします。

修正->テンプレート->属性を編集可能にする

[編集可能なタグ属性]が表示されます。
[属性]はタグに設定する属性名を指定します。
[ラベル]には、変数名を入力します。
[タイプ]は、[テキスト]にして、[OK]をクリックします。

編集可能なタグ属性の設定

コードビューを見ると、以下のように設定されています。

テンプレート式のコードビュー

この状態でテンプレートを保存します。

[ファイル]->[新規]->[テンプレートから作成]->「サイト名」->「テンプレート名」をクリックして、新規ドキュメントを作成します。

テンプレートから新規ドキュメントを作成

新規ドキュメント

新規ドキュメントが生成されたら、[修正]->[テンプレートプロパティ]を指定します。

修正->テンプレートプロパティ

[テンプレートのプロパティ]に、最初にテンプレート式に設定した変数名が表示されています。ここに任意の値を入力します。

テンプレートのプロパティ

コードビューで見てみると、head要素内及び、p要素内の値が先ほど指定した「contents1」に変更されています。

テンプレート式のソースコードの確認

テキストに代入

HTML要素の属性に代入するのではなく、単体でコンテンツの中に組み込む方法です。

まず、テンプレートファイルのhead要素内に、

<!-- TemplateParam name="変数名" type="変数型" value="値" -->

と入力します。

ここでは、変数名を[name]、変数型を[text]、値はなしにします。

次に、body要素内に、今の変数を設定します。

「@@(name)@@」と記します。

直接コンテンツにしたテンプレート式のソースコード

[ファイル]->[新規]->[テンプレートから作成]->「サイト名」->「テンプレート名」をクリックして新規ドキュメントを作成します。
[修正]->[テンプレートプロパティ]をクリックして、[テンプレートのプロパティ]を表示します。
先ほど設定した変数[name]に表示させたい値を入力します。(ここでは、「ドキュメント側で設定」という文字列にしました)

テンプレートのプロパティに値を代入

[OK]をクリックすると、「ドキュメント側で設定」という文字がドキュメントに表示されています(「データ」という文字はテンプレート側で最初から設定していた文字)。

ドキュメント側で操作して文字列が表示された

条件分岐

テンプレート式では、条件を指定して、それによって返す結果を変えることができます。

条件演算子

「条件式?A:B」で表します。
条件が真であればAを返し、偽であればBを返します。

真とは、正しいということです。
たとえば、条件式にname=="data"としていた場合、[name]という変数に[data]という値がセットされていたら真(正しい)ということになります。
それ以外の値がセットされていたら偽(間違っている)ことになります。

では、サンプルです。
テンプレートに、条件演算子を使って以下のように条件式を書きました。

条件分岐を設定する

上の式では、[name]という変数に[data]という値がセットされると[最初のデータ]という文字を表示し、[data]以外の値がセットされていたら[次のデータ]という文字を表示します。

条件式が真のとき

▲条件式が真のとき

条件式が偽のとき

▲条件式が偽のとき

テンプレート式に設定できる値、演算子等

数字リテラル

半角の数字を使えます。

ストリングリテラル

半角の英字を使えます。
使う場合は、ダブルクォーテーション(二重引用符=")で囲います。

ブールリテラル

true又はfalseのことです。

変数リファレンス

Dreamweaverで予め定められた値が格納されています。

_document ドキュメント内のパラメータごとに1つずつフィールドがあり、ドキュメントレベルの点レートデータを保持する。
_index 現在のエントリの数字インデックス。0から数える。
_isFirst 現在のエントリがリピート領域の最初のエントリの場合はtrue。
_isLast 現在のエントリがリピート領域の最後のエントリの場合はtrue。
_nextRecord _repeatオブジェクト。
_numRows リピート領域に含まれるエントリの合計数。
_parent ネスとされたリピート領域で、外側のリピート領域の_repeatオブジェクトを指定する。
_prevRecord _repeatオブジェクト。
_repeat リピート領域内に表示される式に対して定義される。領域に関する組み込み情報を指定する。

フィールドリファレンス

dot演算子。ある変数の値やプロパティを呼び出すときに使用します。

単項演算子

- マイナス。減算する。
+ プラス。加算する。
~ ビットを操作する演算子。値の各ビットが0ならば1に、1ならば0に変換します。
! 論理否定を行う演算子。「!変数」と書き、変数が偽(false)ならば真(true)、変数が真ならば偽を返す。

バイナリ演算子

- マイナス。減算する。
+ プラス。加算する。
* 乗算。
/ 除算。
% 余りを求める。
& アドレス演算子。変数が割り当てられたメモリのアドレスを得る。
| ビット単位の論理和。
^ ビット単位の排他的論理和。A^Bのとき、AかBのいずれか一方が真のとき真。
&& 論理積。A&&Bのとき、A=真かつB=真ならば真、それ以外は偽。
|| 論理和。A||Bのとき、A=真又はB=真であれば真、A=偽かつB=偽のときは偽。
< 不等号。A<Bのとき、BがAより大きければ真。
<= 不等号。A<=Bのとき、BがA以上であれば真。
> 不等号。A>Bのとき、AがBより大きければ真。
>= 不等号。A>=Bのとき、AがB以上であれば真。
== 等価演算子。A==Bのとき、AとBが等しければ真。
!= 不等価演算子。A!=Bのとき、AがBでなければ真。
<< 左シフト。ビット演算子。2進数の各ビットを左にずらす。ビットにおける値は2倍になる。
>> 右シフト。ビット演算子。2進数の各ビットを右にずらす。ビットにおける値は1/2になる。

条件演算子

「条件式?A:B」の書式で書く条件分岐です。

条件式が真(True)であるならばAを、偽(False)であるならばBを、結果として返します。

カッコ

「()」が使えます。

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UpDate:2010-10-12